Negative Finder

気づいたり、再確認したり、思いついたこと書くスペース。日記兼用。

嫌ガール

さて、愚痴に参ろうか。


年末年始の休み明けの仕事はわりと堪える。でも仕事がたくさんあるのは仕方ない。休み明けにやらなければならないことが溜まってるのは半必然的なのだから文句を言っても始まらない。


始まらないと困るので始めるし、終わらないのも大問題なので何はともあれ終わらせる。そうやって一日が過ぎた。それはいいんだ。いいんだ別に。


そうやって作業に勤しみ、声を掛け合い、電話を取り、先方のお願いを聞き、キーを叩き、書類を印刷し、押印し、チェックし、遅い昼飯を取り、そうやって一日が終わっていく。



そうやって、一日の終わりの作業に手を付けた時、はたと気付く。あれ…なんか……すげえ量多くねえかコレ。13/1/4分だけなら、15分くらいで終わるんだけど…コレ…年末分も含んでるよね。1時間じゃ終わんねえか…。マジかよ。12/28は確かに年上の子に仕事任せておれ休み入ったけどさ。


作業があるのはいいんだ。上に書いたとおり、刻一刻と作業なんて増えていく。都度対応しつつ、優先順位を組み替えて、隙を見つけて終わらせなきゃなんないものだってある。でもさ。手を付けてないってどういうことなんだろう。12/28は電話もオフってたから作業なんて高が知れてるんじゃねえの? 何が悲しいって、年明け初っ端から部署の全員が帰ってしまった寂しいデスクで2時間もチクチクと残業しなけりゃならんのだろう。週末なのが唯一の救いだ。これが月曜日だったら色々とヤバかった。



おれはこの子が信用出来ない。彼女から業務フロー改善の提案や意見を聞いた試しが無いし、内線は取っても外線には出ない。「自分が抱えてる定期作業」を時間をかけてのんびりやっているし、その間に仕事振ろうとすると不機嫌な声を返して来る。「ここからここまで」さえやってりゃ良いんでしょ?「それは私の仕事じゃない」から勝手にやってよ。って感じの意識を全身から放っている。おれにはそのように見える。いや、単におれのことが嫌いなだけかもしれない。


そのくせ、上に書いたとおりの体たらくだ。年末最終日の出勤を買って出てくれたのは大変ありがたいが、出るなら仕事終わらせといてくれ。終わらなかったら、終わらなかったって一言寄越してくれ。いや、実に感情的で醜く情けないという自覚はあるが、おれは「感情的に相入れない人」から蒙る理不尽な不利益に対して、とてもじゃないが寛容的になれない。心狭い人間で嫌んなる。でも、これが、普段から前向きで頑張ってる人がたまたま落としたミスであれば、「気にしないでください。おれやっときますよ」って素直に言いたくなる。むしろ、その人の特性上、ミスしにくくなるようにシステムと運用フローを改善出来ないか、考えたくなる。端的に言えば「フォロー」したくなる。


けれど、件の女の子に関しては、とてもじゃないが「気にしないでくださいね」とは思えない。「全力で気にして、反省してくれ」としか思えない。おれの残業代をこの子が払うというならまだ分かる。でも作業負担はおれ、そこにかかる金銭負担は会社が持つ。こういうの「迷惑」って言うんだろう。ミスじゃなくて、「迷惑」。「迷惑」については「フォロー」のしようが無い。「尻拭い」させられてる時点で嫌気が差してしまい、その先の生産的思考がストップしてしまう。


だから、おれは彼女が嫌いだ。仏教の用語で、「怨憎会苦」ってのがあるが、まさにこれだ。嫌いな人と顔を付き合わさなければいけない苦しみ。


嫌いな人を好きになるのって可能なんだろうか。最初の印象や雰囲気だけでなくて、こうした「迷惑」を通して実質的な利害が絡み、そうして嫌いになってしまった人を好きになる方法とか、あんのかな。仮にそれを好きになれたとして、それってなにが改善されているのだろう。



#nowplaying Kiss me - fu_mou


written by iHatenaSync