Negative Finder

気づいたり、再確認したり、思いついたこと書くスペース。日記兼用。

分担についてのメモ

 仕事が落ち着いて来た。


 月末は忙しいし今の時期は繁忙期なのでやっぱり忙しいはず。なんだけど、なんか他のメンバーに、もう色々な作業を振ってしまった。自分はその作業を軽減出来るツールの作成や改修と、運用フロー改善のための他部署との打ち合わせなどに注力する。ツール改修が一段落すると、思った以上に忙しさが消えていた。改修したツールの使い勝手もわりと満足のいく出来で、これで毎月の忙しい時期乗り切れるなら、おれはもうザクザク改修するよ。


 ところで、「仕事を振る」というのがよく分からなかった。人を信用する、というのが分からないわけではないけど、なんというか、「この抱えてる面倒な案件を押し付けてもいいものだろうか」って罪悪感に似た感情が湧いてしょうがなかった。「自分が頼まれたことなんだから、それはちゃんとやらないと」みたいな硬直した価値観も。


 「でもさ、ツール改修出来るの、アンタしかいないよ? 他の作業は私たちがやるから、そこに集中してよ」って言われて、そりゃその通りだと、目が覚めた。


 で、じゃあ今までやってた仕事を他の人に頼むのはどうすればいいんだろうって疑問が湧いて出て来るのをぐっと堪えて、とりあえずそのまま投げ渡した。そうすると、「質問が返って来る」。


 返って来た相手の質問に応えたり教えたり必要な情報を補足して伝えたりしながら、気付くと引継ぎが終わっている。あ、こんなに簡単なことなのかって思った。


 いったん全部任す。
 渡した相手にとって過不足があれば、それを補正するコミュニケーションが自動的に発生するから、それに乗る。
 仕事振るの完了。


 なんてシンプルなんだ。もちろん、なんかのタイミングで自分がカバーしなきゃいけないことは幾らでも出て来るだろう。でも、それは別に、ただカバーすりゃいいだけのこと。回数や時間重ねれば遅かれ早かれ相手の担当になっていく。


 仕事振るのは、「仕事を全部任す」っていう、たぶん普通の事実に、今さら気付いた。


 ああ、こんなだから頼りないって思われるんだろう。周りを安心させてあげられる人間になりたい。